Smalltalkは有名なパロアルト研究所でSmalltalk-72,76,80という感じで生まれたのは少しだけ知っていますが,結局今そのSmalltalkは現在どれが正当なる継承者なんでしょうか.
調べる方法がないので,まずはWikipediaでSmalltalkだけでどれだけあるか調べてみることに・・・
* Smalltalk-80
* ObjectWorks
* VisualWorks
* Squeak
* Dolphin Smalltalk
* Smalltalk/V
* Smalltalk Express
* Smalltalk/X
* VisualAge Smalltalk
* Concurrent Smalltalk
* Smalltalk MT
* Distributed Smalltalk
* Little Smalltalk
* GNU Smalltalk
* SmallScript (S#)
* #Smalltalk
* Strongtalk
* PIC/Smalltalk
* Smalltalk/JVM
* Self 4.0 Smalltalk System
* Smalltalk 72 for Squeak
* Ambrai Smalltalk
この中で知っているのはSqueak,Visual Works,Ambrai Smalltalkぐらいでしょうか.
有名なものにGNU Smalltalkがあることは知っていますが,僕はみたことがありません.
Squeakは僕の今必須アイテムで,Visual Worksはときどき読む日経ソフトウェアで見かけます.
Ambrai SmalltalkはMacなSmalltalkとして以前インストールしたのですが,評価版なのでもう使えません.
これをみているとなんだか全てのSmalltalkの関係を分かりやすく図で表して欲しい物です.
これから少しずつ調べて書いていこうと思います.
2 件のコメント:
72 → 76 → 80 の流れは“グリーンブック”と呼ばれる「Smalltalk-80: Bits of History, Words of Advice」のダン・インガルスの記事が参考になります。
ttp://www.iam.unibe.ch/~ducasse/FreeBooks/BitsOfHistory/BitsOfHistory.pdf
Smalltalk-80 として世に出て以降は、二つの直系の子孫が現在も存在しています(なお、他の Smalltalk は、Smalltalk ファンや会社によるお手製・独自開発のものです)。
ひとつは、XEROX が Smalltalk を売るために作った子会社の ParcPlace Systems が開発を引き継いだ、いわゆる純正の PPS Smalltalk-80 。これは、会社を移りながら Cincom Smalltalk(VisualWorks)に至ります。
もう一つは、Apple が Lisa や Mac 用に VM を作り、仮想イメージは XEROX から供与を受けたもの(サブセット)をベースにした Apple Smalltalk で、その後、APDA を通じて販売されました。これをもとに作られたのが Squeak Smalltalk です。
この二つの Smalltalk は、今も昔(XEROX PARC 時代)の仮想イメージ(やソース)の内容の断片やなごりを残しています。
以上、おおざっぱですが、お調べになるときの取っ掛かりになれば。
>sumimさん
いつもありがとうございます.
とても参考になる情報で感激です.
こうやって一つずつ言語の歴史を調べていくと今以上に愛着が沸いてきそうです.
今度大学の図書館で,いろいろ調べてみたいと思います.
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